家賃保証事業について

先日、家賃保証事業会社の社長と面談して、業界の仕組み等を聞いてきました。いつも住宅の賃貸をするときに、親族に連帯保証をしてもらったり、家賃保証会社に保証してもらったりしますよね。この数年、業界自体も成長しており、約50社近く存在しているようです。最近では身寄りのない高齢者の増加、外国人滞在者や、個人世帯の増加などの背景があり、このサービスを利用する不動産物件オーナーや業者が増えているそうです。そのような社会的な背景もあり、多くの企業は増収増益を経験しているとの事です。

業界の追い風もあり、この会社も順調に成長。現在、家賃保証の他に、収納代行のサービスを提供しているそうです。入居者から入ってくる家賃を代理で一旦仮り受け、その集まった金額を大家さんに振り込むという収納代行サービスです。毎月家賃は安定的に振り込んでくるので、大家さんの入金確認の手間を省いてあげる付加サービスですね。キャッシュフローは見えているので会社としてもリスクが少なく安心できます。

ところが現在、年に2回、悩みで頭を抱える時期があるそうです、GWと正月。
従来、入ってきた家賃をそのまま大家さんに振り込めば良いのですが、月初に大型連休があると、銀行営業日の関係で、先に大家さんに払う必要が出てくるようです。連休が終われば必ず入居者の家賃が入ってくるのですが、その数日間だけ、自分で資金を用意して払っているそうです。いやー、とても律儀な会社ですね。このため数億の資金を自己調達しなければ行けないことを考えれば、私は、その数日間だけ貸主に待ってもらうことをお願いしてしまうかも。

折角成長している市場の中、この資金調達の時間ロスと、多額の金額を他に投資・運用できない機会損失。もったいないですね。スマートレンドとしては、このような短期的にでも資金需要がある会社をぜひサポートして行きたいと思いました!

家賃保証業界。。。このご時世を反映して必要とされるサービス。昔のように、地元コミュニティレベルで支え合う仕組みも重要だなとも思いました。いろいろと勉強になりました。貴重なお話し有難うございます!